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2010年

兵庫県立美術館

山本六三展 「幻想とエロス」

山本六三展 「幻想とエロス」
エロティックな、それでいて生々しい物質性や肉体性を超越した女や天使たち―山本六三が描く人物像は、凍りついた時間の流れの中で永遠に身を横たえているかのような印象を見る者に与える。そうした者どもが住まう山本の世界は、生田耕作や澁澤龍彦らの注目を介して一部のファンに熱烈に愛好されてきたが、時代の本流から遠く離れていたこともあって、美術館など公の場で紹介されることはほとんどなかった。本展は、山本六三の画業を地元の公立美術館として初めて回顧的に振り返るものとなっていた。

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